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太宰治 小泊のたばこ店でもらったライター

 前回まで太宰と小泊についての記事を書いたが、小泊に行った際に頂いた資料などを整理していたら、あるライターが出て来た。
 それは、小泊で太宰治が育ての親である越野たけを訪ね歩いて立ち寄った、横野たばこ店で頂いたライターであった。

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 そういえば、店主の女性から『記念にどうぞ』と頂いたことを思い出した。
 ライターには、『小説「津軽」 太宰治がタケの行き先をたずねた たばこ店』と記載があった。
 どうやら太宰治が生誕100年を迎えた際に記念に作られたようだ。太宰治の生れは1909年6月19日。生誕100年を迎えたのは2009年だ。この年は大いに盛り上がったのだろうなぁ。
 ライターには子守の越野タケの写真も。
「たばこも飲むのう。さっきから、立てつづけにふかしている。たけは、お前に本を読む事だば教えたけれども、たばこだの酒だのは、教えねきゃのう」と言った。油断大敵のれいである。私は笑いを収めた。』(小説『津軽』)

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 反対側には、『天才犬イヴの住む小泊へようこそ』とある。
 横野たばこ店には、太宰治ファンだけでなく、この店の看板犬であったイヴを目当てに訪れる観光客も沢山いたようだ。私がここへ訪れた時、イヴがいる様子はなかった。私は太宰治とタケのことで頭がいっぱいで、店内にはイヴの写真も沢山あったが、ほとんど視界に入らず、イヴがいるのかどうかも店主に聞かずじまいで旅を終えてしまった。今更だが、色々調べて、どうやら天才犬イヴはすでに天国にいるようだ。
 どんな賢い犬だったのか、一度会ってみたかったなぁ。

by dazaiosamuh | 2025-08-01 10:43 | 太宰治 | Comments(0)