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太宰治ドラマリーディングとは? 津軽カタリスト

 走れメロスマラソン前日の5月25日、弘前市にある『太宰治まなびの家』で津軽カタリストによる太宰治作品のドラマリーディングを観たので、今さらながら宣伝も兼ねて載せます。

『津軽カタリスト』とは、津軽ゆかりの文学作品をドラマリーディングに仕立てて上演するために結成された、アマチュアの声優劇団(趣味サークル)で、中学生から社会人・主婦・高齢者まで幅広い年齢層の一般県民が在籍し、各地の施設で訪問公演を行っています。
 では、そもそも『ドラマリーディング』とは?
 『ライブで鑑賞できる「朗読劇」のことで、「観るラジオドラマ」と呼ばれることもある。演劇の1ジャンルであり、演者は台本を手に持ち、声の演技を主体として物語が繰り広げられる。文学作品をそのまま朗読する一般的な「朗読会(リーディング)」とは異なり、脚色や演出効果(たとえば、歓声や鳥の声などの効果音やBGM、照明操作、背景スクリーン投影など)を加えた戯曲(=ドラマ)が用いられる。』
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 当日の演目は、『走れメロス(抜粋)』『春昼』『失敗園』『黄金風景』『あさましきもの』『おしゃれ童子』、おまけで『津軽富士見湖物語』です。

 私はこの『ドラマリーディング』というのを初めて観ましたが、作品の朗読をただ聞くのとは違い、複数人で構成されているので、セリフとセリフを重ねるように話したり、歓声があがったりなど、思わず作品の世界に引き込まれるような臨場感があって面白かった。ただ、朗読とドラマリーディングはそれぞれの良さがあるので、一人が淡々と朗読するのを聞くのが好きな人もいれば、ドラマリーディングのように複数人による声の演技を聞き、脚色や演出効果があるほうが良いという人もいるので、好みによります。私はどちらも好きです。
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 写真は当日の様子。津軽カタリスト代表・司会・演者でもある平田さんが、「写真撮影OKです。ガンガン撮って、SNS等でどんどん載せて、発信、宣伝してもらって結構です!」と言っていたので、お言葉に甘えて載せます。
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 8月11日には、同じく『太宰治まなびの家』にて公演があります。
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 11月2日には、弘前市立郷土文学館にて『太宰治が描く危険な女たち』と題して、『待つ』『恥』『やんぬる哉』『燈籠』が上演されます。
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 さらに!
 キャスト(声優)とスタッフ(裏方)を大募集中!!
『声優に興味がある方、もっと自分の言葉の表現力を鍛えたい方、津軽弁を使える楽しい趣味を始めてみたい方、自分の美声を活かせる舞台を求めている方、演劇に興味があるけれど一歩を踏み出せずにいる方、道具を準備せずに始められる手軽な趣味を探している方、地元ゆかりの文学作品や出身作家のことを学びたい方、生まれ育ったこの町の地域活性化に取り組みたい方、対人コミュニケーションの苦手意識を克服したい方…』
 参加条件は、「日本語が読めること」のみ!だそうです。

 なにをこんなに私は宣伝しているのか自分でも分かりませんが、太宰治が好きなので、少しでも力になれたらと思います。興味のある方は、もし津軽へ旅行に行かれたときは、『津軽カタリスト』たちのドラマリーディングを観てみてはいかがでしょうか。
 観てると、楽しそうだな!ちょっと自分もやってみたいな!と思ったが、東京に住んでいるので通えない…。


by dazaiosamuh | 2019-07-13 20:13 | 太宰治 | Comments(0)