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令和元年6月13日 今日は太宰治の命日

 今日6月13日は太宰治の命日だ。71年前の今日、太宰治と山崎富栄は夜半、三鷹・玉川上水に入水心中し果てた。
 今日はちょうど仕事が休みで、天気も良く墓参りに行きやすい。太宰が歓迎してくれているような気がして勝手に嬉しく、三鷹でレンタサイクルを借り、颯爽と太宰の眠る禅林寺へとペダルをこいだ。
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 禅林寺の墓所は午前8時から入ることができるが、私が到着したのは午前9時ちょっと前で、すでに太宰の好きだったゴールデンバットと缶コーヒーが置かれていた。私はいつも通り持参したサクランボをお供えし、太宰と一緒にバットを吸った。生誕110年。太宰が生きていたら110歳。さすがに110歳の太宰は想像できないな、などと思いながら、静かに墓を見つめているうちに、いつの間にか慣れないはずのバットを数本吸っていた。美知子夫人にも御挨拶を済ませ、山崎富栄のお墓へ向かいました。
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 山崎富栄のお墓は、江戸川橋駅から徒歩5、6分の永泉寺にある。太宰にも食べてもらった同じサクランボをお供えする。静かにひっそりと眠っている。墓石には富栄だけ命日である日付が刻まれていない。富栄が亡くなった当時、父・山崎晴弘は、娘が世間を騒がせて申し訳ない、津島家にご迷惑をおかけして申し訳ない、という責任を強く感じていた。富栄の死後、長年の間富栄の墓所が分からなかったのは、父・晴弘が永泉寺の住職に、世間には言わないようにお願いしていたからだ。山崎家も相当辛い思いであったことだろう。これらの色々な事情があり、富栄だけ命日を入れなかったのだと思われる。
 富栄のお墓参りに来るたびに、なんだか胸がしめつけられる。太宰には美知子夫人がいるが、それでも天国で仲良くやっていればいいなと思う。


by dazaiosamuh | 2019-06-13 15:38 | 太宰治 | Comments(0)