太宰治と甲府 №20 『新樹の言葉』と桜町

 太宰治の短編『新樹の言葉』の中で、『眼をあげると、大丸デパアトの五階建の窓窓がきらきら華やかに灯っている。もう、この辺は、桜町である。』と書いているが、『桜町』は、明治8年から昭和39年まで使われた町名で、今は使われていない。
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 現在は、丸の内、中央、北口等の町名に変わっている。かつて桜町として栄えたことを記す看板があった。
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 町名としての桜町は消えたが、前回に書いた松林軒デパートがかつてあり、現在ホテルとなっている場所の通りは、『ぺルメ桜町』としてその名を残している。『甲府で一ばん賑やかな通りで、土地の人は、甲府銀座と呼んでいる。』とあるが、しかし、かつては賑わっていたであろうと思われるが、閉店した店などがちらほらと見受けられた。

 前回載せた老舗和菓子店の松林軒には、時間の都合上、行くことができなかった。無理してでも何か買って帰ればよかったと今さらになって思っている。次回甲府へ旅行したさいに立寄りたいと思う。


by dazaiosamuh | 2018-06-17 14:09 | 太宰治 | Comments(0)