東京人 没後70年! 太宰治特集!!

 今月発売の『東京人』は太宰治だ。今月は太宰治の命日(6月13日)と誕生日(6月19日)があり、今年で没後70年を迎える。それにあわせて太宰治の特集が組まれたのだ。
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 生前の太宰治と会ったことがあり、短編『メリイクリスマス』のモデルにもなった林聖子さんが太宰治との思い出を語っている。その中で、聖子さんは太宰治を初めてみた時の第一印象は、顔ではなく手であったと述べる。
煙草を持っている太宰さんの指、その関節が長くてすごくきれいでした。うちの父(洋画家の林倭衛)は反対にごつい手でしたが、男の人って、人によって指の形が違うんだなと思ってね。それが第一印象。顔よりも手でした。

 他にも、今までに起きた太宰治ブームをその時代の変化や背景を見ていきながら、どのように太宰治は読み継がれてきたのかを検証するコーナーもあり見応え十分な内容になっている。

 目新しい情報などはいまさらない。しかし、文学小説というのはその時の自分の年齢や体験、おかれた境遇などによって感じ方、読み方はまるで変わる。読むたびに新たな発見がある。作品が書かれた時代背景を知り、太宰治という人間を知ったうえで読めば、いっそう面白さは倍増する。太宰治没後70年の今年、私は20代から30代へと移行する。人生に対する考え方など、色々と変わってくるだろう。今年は、改めて太宰治の作品をすべて読み直してみようと思う。



Commented by tarukosatoko at 2018-08-01 18:00
太宰治の手がきれいであったというのは、すごくうなずけます。文章からもきれいな指の長さが感じられるような。ごつごつした人が書く文章ではないですよね。たぶん…
Commented by dazaiosamuh at 2018-08-02 20:46
> tarukosatokoさん、太宰治の手がどんなものだったのか、見てみたいですね~。作家や芸術家は指は細長く、綺麗な手を持っている印象がありますね。
by dazaiosamuh | 2018-06-10 16:25 | 太宰治 | Comments(2)