漫画『人間失格』伊藤潤二作 第2巻発売 

 伊藤潤二作『人間失格』の第2巻が発売した。第1巻は、主人公・葉蔵がツネ子と鎌倉で心中し自分だけ助かり、その後、保証人・渋田の世話になっていたが家出。堀木の家を訪れたところで終わっている。
c0316988_22033460.jpg
 第2巻も作者の独特の解釈、世界観で圧倒するが、しかし第1巻の記事でも書いたが、葉蔵の言動が原因で竹一を自殺させたり、下宿先の姉妹が殺し合い(セッちゃんがアネサを殺す)をしたりなど、これはやりすぎで原作と違いすぎる。罪に対する意識がまるで変わるはずだが、この第2巻でどのように描かれているのかと読んでみると、自分が原因で死んだ竹一やアネサに対する自責の念も特にない。自分がもしこの漫画の主人公だったら、きっと耐えられなくて……。

 セッちゃんが産んだ、竹一に似た子供がなぞで、第2巻では登場しないが、今後どのように書いていくのだろうか。
 他にも色々と指摘したいところが多くあるが、あえて書きません。どう結末を迎えるのか、見届けようと思います。


by dazaiosamuh | 2018-04-03 22:06 | 太宰治 | Comments(0)