田部あつみが憧れた松旭齋門下の芸

 今日、会社の同僚たちと上野鈴本演芸場に寄席を観に行った。受付で1日の演目の記載されたパンフレットを受け取り会場の席に着いたのだが、パンフレットは普段ほとんどみない。というのも、寄席にはまりだしたのは最近のことで、落語や登場するマジシャンなどは全く分からないため、パンフレットを見たところで名前と顔が一致しないのだ。
 そして、いざ前座から始まり、1人目の落語も終わり、早くもマジックの披露となったとき、奇術を行う2人の女性が、『しょうきょくさい』と名乗ったため、『しょうきょくさい? あれ、どこかで聞いたな』とよくよくパンフレットを見ると、『松旭齋』とある。あっ、と思った。松旭齋門下だ! 鎌倉で太宰治と心中し果てた、田部あつみが憧れた松旭齋天勝の門下だ。
 初めて松旭齋のマジックを観ました。帽子の中から何個も目覚まし時計を出したり、大量の銀の輪を一瞬にして繋げたり、外したり…、はたまた絵本に描かれたキャンディーを本の中から出したりなど、堪能させてもらった。正直、目新しいマジックではないが、ついこの前まで田部あつみの記事で、松旭齋天勝のことを書いたこともあったので、とてもわくわくしながら見ました。会社の同僚たちは、『しょうきょくさい? 知らないなあ』という感じで、ただぼーっと見ているだけでした。

 まさか見られると思っていなかったので、嬉しかったです。
 今日登場したのは、松旭齋美智・松旭齋美登の二人組でした。松旭齋美智の方は、二代目松旭齋天勝の弟子とのこと。あつみが憧れたのは初代の松旭齋天勝です。両親が反対せず、弟子入りが叶っていれば、今頃、それなりに名の通った奇術師になっていたはずだ。
 いつか門下の方々に松旭齋天勝(初代・二代目など)について話を伺う機会があれば、聞いてみたいです。

Commented by tarukosatoko at 2017-02-04 23:56
田部あつみが憧れた人の門下のマジックに偶然でくわすとは、本当に奇遇ですね。演芸場ではそんなマジックをしているのですね!帽子から目覚まし時計が出てくるとか、絵本に書かれたキャンディを出すとか、新しい感じがします。
Commented by dazaiosamuh at 2017-02-07 11:30
> tarukosatokoさん、お久しぶりです。まさか演芸場に松旭齋が出るとは知らなかったです。本当に嬉しかった。絵本に描かれたキャンディを実際に本の中から出し、それをどうするかと思ったら、なぜかテニス?バトミントン?のラケットで打ち、観客にプレゼントしていました。残念ながら私のところにはキャンディが飛んでこなかったので貰えませんでした(ラケットの腕前はいまいち(笑))
by dazaiosamuh | 2017-02-04 21:57 | 太宰治 | Comments(2)