太宰治のモノマネ №6 三鷹・玉川上水 その➄

 その日、三鷹の陸橋での撮影を終えた私は友人Sさんと、場所を移して玉川上水へと向かいました。三鷹の玉川上水は太宰が山崎富栄と心中した場所でもあるので、感慨深いものがあります。
 太宰はここで5、6枚ほど写真を撮っています。その写真も田村茂によるものです。太宰治と田村茂はその日のうちに陸橋、玉川上水、飲み屋『千草』、古本屋、山崎富栄の下宿先、野川家の2階などで撮影したようです。
 玉川上水での太宰の写真は、立っている写真が3枚、座っている写真も3枚になる。
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 今回は立っている写真になります。太宰の写真は、私の写真のように、顔を玉川へと向けて切ない表情をした写真と、カメラ目線の写真、それから後ろの木に寄りかかった写真がある。
 この時は、一つの方向を向いた写真しか撮らなかったのと、日光の当たる方向が真逆であった。しかも歩道から柵を乗り越えなければ立つことができない。周りからの冷たい視線を浴びつつ、私とSさんは撮影に専念しました。
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 一応、白黒版も載せます。やはり白黒の方がしっくりくる気がします。写真を撮るにあたって気をつけたのが、なるべく背景が同じになるように、後ろの木が似たポジションを探しましたが、日光のあたる時間帯は考えていなかったため、上手く撮ることができませんでした。

 この玉川上水での立ち姿での写真は、あと2カットの真似写真を撮りたいので、またあとで友人に頼み込むしかないですが、流石に暑い季節がやってくるので、当分はお預けになりそうです。来冬が待ち遠しいです。


by dazaiosamuh | 2016-05-23 20:35 | 太宰治 | Comments(0)