太宰治のモノマネ №1 白幕に覆われた碧雲荘で…

 碧雲荘と三鷹の陸橋で撮影することが目的で、一番はやはり、碧雲荘を背景に、着物とマントを着た状態での撮影が撮りたかったのだ。
 しかし、友人の協力のもとでの撮影は間に合わなかったのであった。
 友人と共に訪れる、僅か数週間前に工事の準備のための白い幕に覆われ、敷地前には立ち入り禁止のテープが張られていた。がっくりであった。
 それでもその幕の後ろにはまだ碧雲荘があるので、一応撮りました。ちなみに後ろに回れば碧雲荘は見れましたが、解体が少し進んだ状態になっていました。
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 こちらが正面から撮った写真です。背景は残念でなりません。
 ここに来た時、友人に「これでは意味がありませんね。辞めますか」と、自分が友人を無理矢理連れて来ておきながらこんな弱音を吐くと、友人は「何を言ってるんですか!! たとえ幕に覆われていても、この後ろに、正真正銘、碧雲荘があるんですよ!幕で見えなくとも、そこにあるんです! 撮りましょう!」
 私ははっとしました。そうです。一応建物自体はあるのです。この白い幕のすぐ後ろに碧雲荘があるのです。我に返り、「そうですね!撮りましょう!!」となり、パシャパシャと撮った写真の一枚です。
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 太宰が芥川龍之介を真似したポーズ(手を顎に当てている部分)を真似して見ました。この通りは住宅地で狭いのですが、意外にも人通りは多く道行く通行人は、変人を眺めるような目で一瞥し、それでも撮影の邪魔にならないよう、足早に過ぎて行きます。私からしたら背後に碧雲荘があるため、興奮しながらドヤ顔でポーズを決めていたのですが、通行人から見れば、なんでこんなところで着物で写真なんか撮ってるんだろうと思われても仕方ありません。しかし私は堂々と胸を張って写りました。

 そして今度は裏手に回ります。後ろは丸見えなので写真が撮れますが、すでに解体が始まっていたので、完璧な状態での撮影はできませんでした。それでもやはりこちらも撮ることにしました。
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 解体の進む碧雲荘の裏手での写真です。一生懸命解体作業をする作業員の方々がいました。一人写ってますが分かりますでしょうか。もし私が作業員だったら碧雲荘を解体などしたくないので、きっと仕事を放棄したか、阻止したことでしょう。着物の着こなしは少しいまいちかもしれませんが、この格好で出かけるのはこれで2回目なので(1回目はひとりでここへ来ました)、着物に詳しい方がいましたら、大目に見てもらえればと思います。

 そういえば、この日は荻窪駅前で待ち合わせしたのですが、着物にマント姿で友人を待っていると、このときもジロジロ見られ、あげくの果てにいざ友人が私を発見し目が合うと、失笑しながら「うわあ!シュールだなあ、その姿。」と言い、再び笑い、「超シュールですね。」と言いました。
 私はもう恥ずかしい思いをして、ただ笑っているだけでした。まるで恥でもかいたかのような面持ちでした。
 この待ち合わせはとても印象に残っています。
 荻窪で碧雲荘の写真を撮ってから三鷹へ移動しました。

 次回は三鷹での陸橋などを数回に分けて載せていきます。

Commented by tarukosatoko at 2016-05-04 17:15
うわあ、楽しそうですね!
「太宰が芥川を真似したポーズを真似したポーズ」なのに、後ろは犯罪現場のような黄色いテープが…
せっかく着物を着ているのに、後ろは解体現場…、
なんの写真やねん!と関西弁でつっこみたくなるシュールな写真、楽しめました。

そして、文学青年?のお顔が、わたしの、はるか昔の大学の超こわい指導教官と似ていますよ。

ところで、この着物は自分で着るのですが?マントはどこで購入できるんですか??そして、太宰は黒い足袋をはいていたんですか?
Commented by dazaiosamuh at 2016-05-04 18:12
> tarukosatokoさん、とても楽しかったですよ。正直すこし恥ずかしかったですが。
文をよく読まないと、本当に何の写真だか分かりませんね。

「超こわい指導教官」ですか。
写真は目元を隠してますが、実は私は超パッチリ二重ですよ!
会社の女の子に、「○○さんて、ディズニーピクサーに出て来そうですね。とくにトイストーリー、モンスターズインクに登場しそうです。」と言われました。しかも数回。
すみません、余計に分からないですよね。
黒い足袋は、太宰の写真を調べると履いてますよ。当時は今のような派手な色や柄はないので、白・黒・グレー・紺色くらいしかなかったと思います。
by dazaiosamuh | 2016-05-03 18:29 | 太宰治 | Comments(2)