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太宰治 『思い出』めぐり!! №4 桟橋跡

『思い出』めぐりの№2で、連絡船と赤い糸の話を書きましたが、太宰と弟の礼治が赤い糸の話を語った桟橋跡は下の写真付近になります。
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 今では全く面影を残していません。
秋のはじめの或る月のない夜に、私たちは港の桟橋へ出て、海峡を渡ってくるいい風にはたはたと吹かれながら赤い糸について話合った。
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 何もないため、別段、何の感慨もありませんでした。海から吹く寂しい風が体にあたり、ここにはもう何も残っていないよ、と言っているようでした。
 この写真のすぐ後ろの通りを真直ぐに進むと十字路の交差点があり、その付近には、太宰が通った料亭『おもたか』跡があります。
 太宰が弘高時代に一生懸命に通った、後に妻となる、紅子こと小山初代との逢瀬の場です。
 次回は『おもたか跡』を書きます。

Commented by tarukosatoko at 2015-08-17 16:56
はるか昔、中学生の時に太宰治から文学の世界に入ったのてすが、弟と赤い糸の話をしていたなんて、知らなかったです。佐渡の話は読んだことがあったのですが。また、読もうと思います。
Commented by dazaiosamuh at 2015-08-17 17:46
タルコフスキーさとこさんも太宰治から文学の世界に入ったのですか!私もです。
後に、太宰は愛人となる女性たちを臭い台詞で心を射止めていますので、赤い糸の話を語り合っていても、何ら不思議ではありません。
by dazaiosamuh | 2015-08-16 21:18 | 太宰治 | Comments(2)