太宰治が見た佐渡 №1 おけさ丸! その①

おけさ丸。総噸数、四百八十八噸。旅客定員、一等、二十名。二等、七十七名。三等、三百二名。賃銀、一等、三円五十銭。二等、二円五十銭。三等、一円五十銭。粁程、六十三粁。新潟出帆、午後二時。佐渡夷着、午後四時四十五分の予定。速力、十五節。何しに佐渡へなど行く気になったのだろう。』(佐渡

 突然、佐渡汽船・おけさ丸の説明からはじまる『佐渡』は、昭和15年11月17日に、佐渡へ足を踏み入れた際の体験を元に書かれた紀行文で、前日の16日は、旧制新潟高校で講演を行っている。太宰が新潟を訪れ、新潟高校で講演を行ったときの記事は以前にかいてあるので、今回はその続きになります。
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 カーフェリーに乗るのは初めてなので、少しドキドキしますね。
 現在、カーフェリーは4種類、『ときわ丸』『おけさ丸』『あかね』『こがね丸』があり、『あかね』は、今年の4月21日から、直江津~小木航路で就航された、新造高速のカーフェリーになります。
 太宰とほぼ同じルートでゆかりの地をまわるとなると、新潟~両津航路を走る『ときわ丸』か『おけさ丸』で行くことになります。他にもジェットフォイルがあり、こちらは僅か1時間ほどで到着できるのですが、太宰は『おけさ丸』で佐渡へ行ったので、折角なので私も『おけさ丸』に乗りました。当然ですが、太宰が乗った当時の船ではありません。ちなみに、『おけさ丸』『ときわ丸』共に2時間半ほどかかります。
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『佐渡』には、『総噸数、四百八十八噸。旅客定員、一等、二十名。二等、七十七名。三等、三百二名。』と書かれていますが、写真を見ての通り、現在の『おけさ丸』は、総トン数が、5862トンで、約12倍もあります。旅客定員は、一等、二等、三等を合わせても399名なのに対して、現在は最大で1705名を収容できます。ただ大きくなっただけでなく、速力も『十五節(ノット)』から現在は、23.4ノットにあがっています。なので新潟・佐渡の潮風を、よりいっそう肌で感じることができると思います。

 それでは、私も『おけさ丸』で佐渡へ向かおうと思います!!

by dazaiosamuh | 2015-05-03 21:11 | 太宰治 | Comments(0)