太宰治 輸入煙草『キャメル』も吸っていた!

 太宰治が吸っていた煙草は、以前、2回ほど紹介した。一つは『ゴールデンバット』、もう一つは『ピース』だ。
 そして、今回新たに紹介する煙草は『キャメル』になります。

 野原一夫『回想 太宰治』からです。
富栄さんが酒と食料を買いに外に出たとき、太宰さんはキャメルという外国煙草を一箱私にくれて、「この煙草はあれの稼ぎでね。進駐軍の兵隊から、お金をとるかわりに煙草をもらって、それを俺にまわしてよこすんだ。」
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 煙草『キャメル』は、文字通りラクダの意味で、パッケージにはラクダのマークが入っています。『キャメル』は1913年にアメリカで誕生しましたが、あまり日本人にはなじまず、メンソールの発売により一時回復したものの、確立した人気銘柄にはなることができず、2011年5月には東日本大震災の影響でそれまで販売していた商品を販売終了した。しかし、販売再開を多く要望され、ドイツから輸入する形で欧州を中心に世界20カ国以上で販売されている『キャメルブラック・ボックス』と『キャメルホワイト・ボックス』を販売することになり、現在、東京都と神奈川県のみ通常販売しています。
 太宰が吸った『キャメル』はアメリカ製のフィルターの付いていない、両切りタイプの一番初期の煙草だったと思います。タール24mg、ニコチン1.8mgの強い煙草だったと思います。
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 こちらが『キャメルブラック』です。タール10mg、ニコチン0.8mgで、一箱440円(20本入り)です。『ゴールデンバット』『ピース』の時と同じですが、私は普段煙草は吸わないので、味のよさは分かりませんのでご了承ください。
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 そしてこちらが『キャメルホワイト』になります。タール6mg、ニコチン0.5mgで、ブラックよりは少し弱いですね(私にも一応強さの違いが、吸ってみて分かりました)。ホワイトも価格、入り本数は一緒です。

 野原一夫は三鷹時代の太宰の編集者で、玉川上水で遺体があがった時も立ち会った人物です。
 ちなみに、太宰が吸った煙草で、もう一つ判明しているのは、『チェリー』なのですが、こちらもやはり、2011年3月の東日本大震災の影響により、廃止になっており、現在も販売が再開する予定などはないようです。
『キャメル』が復活したのなら、『チェリー』もぜひ再開してほしいですね。



by dazaiosamuh | 2014-11-17 21:50 | 太宰治 | Comments(0)