太宰治 奥多摩の御嶽へピクニック! №7 御嶽橋

 御嶽小橋の先に太宰一行が記念の写真を撮った『御嶽橋』があります。雨が止んだと思ったらまた降ったり、止んだりの繰り返しです。川岸に近づきたいのですが、雨で岩の上などが非常に滑りやすい状態なので、カメラを落としたくないのと、転んだら危険なので今回は遠慮しました。
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 上の写真は、少し離れたところから撮った御嶽橋と多摩川です。近くで釣りを楽しむ人の姿がありました。3月の多摩川では、どんな魚が釣れるのでしょうね。

 ようやく御嶽橋に辿り着きました。ここで太宰を含めた阿佐ヶ谷会一行は写真を1枚撮っています。
御嶽橋に辿りついて、橋の上でまた写真を撮った。橋のむかうに渡ってみたかったけれど、たうとう渡れなかつた。橋のむこうに、心が残った。』(阿佐ヶ谷会文学アルバム
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御嶽橋に着き、吊り橋の上でまた写真を撮った。浜野はレンズから目をそらして下を向き、太宰は逆に難しそうな顔をして斜め上を見あげている。』(青柳瑞穂の生涯

 上が、太宰、瑞穂、上林、浜野の4人が写真に載っている御嶽橋です。
 この時の写真も、書籍やネットで見ることができます。やはり当時とは橋も変わっていると思います。二車線の立派な橋になっていますね、それにしても、なぜ『たうとう渡れなかった。』のでしょうか。改装中かなにかだったのでしょうか。橋の向こう側は、特に何か目新しいお店があるわけでもなかったため、私はすぐに引き返しました。
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 橋の目の前が、『御嶽駅』です。小さな駅ですが、しかし、駅名の看板などは筆で書かれた立派な造りでした。この駅には、訪れた人のために『御嶽みどころMAP』が置かれてあり、自由にお持ち帰りできます。駅に着くと、ハイキングをしにきた年配の男女のグループや、親子連れもあり、親しまれていることがよく分かります。

 この御嶽での多摩川は、自然をまんべんなく楽しむことができます。春になれば『鵜の瀬橋』の近くの遊歩道には見事な桜が、秋には沢山のどんぐりが拾え、新緑、紅葉もスケッチブックを広げて描きたくなるような景色が広がります。川では、カヌー、カヤック、ラフティング、もしくは鮎や山女魚などの渓流釣りを満喫。鷺、鴨、川セミ、山セミなどのバードウオッチングもGOOD。夏には子供たちが水遊びをする光景も。

 人混みだらけの都心とは全く違って、癒されることは間違いないですね。自然を満喫したいけれど、中々遠出できない方、東京を都心しか知らない方にはいいかもしれませんね。

 次回は、いよいよ太宰一行が食べた蕎麦屋『玉川屋』に行きます。
 奥多摩の記事は次で最後になります。



by dazaiosamuh | 2014-08-13 20:53 | 太宰治 | Comments(0)