リベンジ 太宰治 生誕105年 神奈川近代文学館

 以前、太宰の生誕105年を記念して開催された太宰治展を見るため、神奈川近代文学館にわざわざ片道1時間半を掛けて行き、不幸にも休館日により時間とお金を無駄にしたが、今回、リベンジを果たした。
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 前回の失敗のおかげで、近代文学館までの道順を覚えていたためスムーズに辿り着くことができた(そりゃ当然だ)。
 そして、今回改めて到着すると、大きな太宰治展の看板の前に綺麗な赤い花が咲いていた。以前の記事の写真と見比べてほしいのですが、前回来た時は花は咲いていなかった。しかも今回は天気も良い。実に晴々とした気持ちだ。

 早速館内に入ったのですが、残念ながら、館内は写真撮影は禁止であった。太宰の展示物を見る前に、常設されている作家達の展示物を観たのですが、中でも夏目漱石のコーナーの範囲が広かった。夏目漱石の書斎を再現したコーナーもあった。他にも、太宰と関わりのあった作家達のコーナーも設けられていた。

 ざっと眺めた私は、最後のお楽しみに太宰のコーナーをまわった。ここでは、普段見ることのできない、貴重な資料を見ることができた。私が一番興味をそそられたのは、太宰が死ぬ前までの約10年間愛用した、アメリカ製エバーシャープの万年筆だ。硝子ケースに鼻の先がくっ付きそうになるくらいまで近付き、目を見開いて、まじまじと観察したのですが、型番は分かりませんでした(実はこれが一番見たかった)。他には、太宰が学生時代に書いた勉強ノートをパソコンから閲覧することができ、実に興味深かった。それにしても落書きの多いこと。太宰の描いた落書きを見ると、洋画の影響を受けていることがよくわかります。
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 私はてっきり、自分と同じで男性も多く観に来るとばかり思っていましたが、殆どが女性でした。しかも、男性の殆どは40歳以上で、若い男性は私だけでした(偶然かもしれません)。

 およそ2時間半程観て、文学館を出た私は、せっかく来たので中華街に行って見ました。
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 中華街に来るのは今回が初めてです。中華街に入ると、景色は一変。初めての中華街に、ただもう目を丸くするだけでした。多くの人で賑わい、時間帯もお昼時だったため、どこも満席に近い状態でした。文学館でずっと立ちっぱなしで疲れていた私は、早く座って腹を満たしたいと思い、適当なお店に入りました。
 お店に入ると、一番奥にある円卓しか空いておらず、そこに案内されました。
 後から別々の男性が2人入ってきて、同じ円卓に腰をおろしました。注文は私の方が数分早かったのですが、料理はほぼ同時に運ばれてきました。
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 周りのお客さん達は、楽しそうに一つのテーブルで友人や家族と一緒にランチタイムを楽しんでいるのに、私を含めて、見知らぬ男3人が、同じ円卓で三角形のポジションで黙々と、しかもムシャムシャと飯を食っている姿は、なんだか阿保のようでした。話しかけてみようかな、と思ったのですが、一人は新聞を、もう一人はスマホに夢中でとても話しかけられる雰囲気ではありませんでした。

 食事を終え空腹を満たした私は、さっさと店を出てぶらっと街中を見学し、帰路につきました。ちなみに、私が食べたのはパーコー麺と半チャーハンのセットです。中々おいしかった(ただ、他人と円卓で食べるのはもう嫌です)。

 太宰治展は、今月25日まで開催しています。実際に使った万年筆や油絵、原稿、草稿等、太宰を身近に感じることは間違いないです。興味のある方は是非、ご覧になってみてください。



by dazaiosamuh | 2014-05-14 21:11 | 太宰治 | Comments(0)