太宰治 日比谷公園と日比谷公会堂

 前回の記事では、日本プレスセンターについて書きましたが、プレスセンターに行った時に日比谷公園日比谷公会堂にも立ち寄ったので、今回は日比谷公園を載せます。

 日本プレスセンターのすぐ前にある大きな公園、日比谷公園は1903(明治36年)の6月1日に開園しました。
 明治30年代、日本ではまだ誰も西洋式公園を知らなかった。その時、ドイツ留学から帰ったばかりの本多静六博士が、日比谷公園の設計案をまとめ、明治34年からこの設計案を元に整備されたのが、はじまりです。
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 かつて、この場所は、幕末までは松平肥前守などの大名屋敷地で明治時代に入ると陸軍の練兵場だったそうです。
 設計案に見られるS字型の大園路、日本初の野外音楽堂として1905(明治38年)に初演した小音楽堂、西洋の花々を咲かせた第一花壇など、開園当時の面影も残るスポットも多くあります。この時代は、洋風文化の普及が急速に深まっていく時代ですね。太宰が学生時代に過ごした、青森の弘前町も洋風文化を多く取り入れていました。
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 それにしても広いですね。こんな大きな公園があるなんて知りませんでした。公園内外をジョギングする人も多くいました。(いつの間にか天気が崩れてきましたね)
 太宰の小説にも、少しだけ登場します。

『宴会の場所は、日比谷公園の中の、有名な西洋料理屋である。午後5時半と指定されていたのであるが、途中バスの聯絡が悪くて、私は6時すぎに到着した。』(善蔵を思う)

 「善蔵に思う」で登場する「有名な西洋料理屋」は、松本楼だと思います。しかし、写真を撮るのを忘れていました(しかも何も食べずに帰った)。後でまた記事にしたいと思います。

 この日比谷公園は、今年の6月1日で110周年を迎えます。何やらイベントも開かれるみたいです。ホームページには、「モダンガール、モダンボーイが闊歩した時代に思いを馳せ、さまざまな記念事業を開催します。」と記載されていました。

 普段、訪れたことの無い方も行って見るのもいいかもしれないですね。次回は日比谷公会堂について載せます。

by dazaiosamuh | 2014-04-22 15:34 | 太宰治 | Comments(0)