遠い空の向こうへ

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太宰の他に映画等、色々載せれたらいいなと思っています。

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湯布院で生まれ変わった『碧雲荘』!! №1 久しぶりの再会

 先月末、私は大分県湯布院へ旅に出た。東京・荻窪にあった『碧雲荘』が大分県湯布院町に移築されることが決まり、解体されてから早1年。先月16日に『ゆふいん文学の森』として生まれ変わった。行かないわけにはいかない。GW前に連休を取り、期待を胸に向かったのであった。実は九州を訪れるのは初めてのことだ。行く機会などないだろうなと思っていたが、まさか『碧雲荘』が縁で九州の土地を踏むことができるとは思ってもみなかった。しかし、慣れない飛行機での旅であった。視界不良により十数分到着が遅れ、大分空港から湯布院駅へ向かうバスの時刻ギリギリに文字通り飛び乗り、ようやくバスの中で呼吸を整えることができた。乗客は私と年配の紳士だけであった。車窓から自然豊かな景色を眺めていたが、慌ただしく乗り込んだこともあり、景色を写真に収めることをすっかり忘れていた。大分空港から湯布院駅まではバスで約60分かかったが景色を楽しむことができたため長くは感じなかった。
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 湯布院へ到着し、まずは駅の観光案内所で地図を貰い腹ごしらえをすることにした。駅もそうだが町中が中国人の観光客でやたらと溢れかえっていた。日本人を見つけることの方が難しく、つまり外国人観光客がいなければ、そんなに賑いが無いのかと思えば私は閉口せずにはいられなかった。

 駅前で適当な蕎麦屋を見つけて入り(なぜか昼時であったのに客がいなかった)、わんこそばでも食べるかのようにさっと食べてさっと店を出た。駅でタクシーに乗り、この旅の目的である『ゆふいん文学の森』を告げ向かった。白髪の運転手に、やたら中国人の観光客が多いですが毎日こんな感じなのですか、と尋ねると、はいそうです、8割は中国人です、と答える。賑わうのは多いに結構だが、もっと国内の観光客に訪れてもらいたいと切実に思った(そういう私も九州を訪れるのは初めてですが)
『ゆふいん文学の森』はタクシーで約10分ぐらいで着く、徒歩だと、まあ30分ぐらいかなと教えてくれた。運転手に、今月半ばにオープンしたばかりなのに知っているのですね、と訊くと、そりゃ知ってますともタクシー運転手ですからと答えた。そんな話をしながら言っていた通り、10分もしないで到着した。
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 木に隠れてまだはっきりと見えない。まったく焦らすなんて、嬉しくも憎い建物だ。しかしタクシーで到着してドアを開けた瞬間にご対面というのもびっくりする。入口に向かって一歩一歩、今まで待ち望んだ想いをかみしめ、高まる興奮を抑えつつ、再び出会える感動と期待に胸を弾ませ進んで行く。
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 生まれ変わった『碧雲荘』があった。この正面の景色を東京の荻窪で何度見た事か。再び会えたことにただ感謝、感激するのみです。すぐに中に入ることがもったいなくてできない、しばらく私はぼーっと眺めていました。荻窪にまだ『碧雲荘』があり、湯布院に移築が決まって、持ち主の田中さんが中の物を整理していた時、私はどうしても中を拝見してみたくて交渉したことがあったが、NGであった。湯布院に移築された『碧雲荘』を目の前にして、やはり移築前の『碧雲荘』の建物内を見てみたかったなと思ってしまった。外観は見比べることはできるが、中は見比べることができない。しかし逆に考えてみれば、比べる必要がないからこそ新鮮な気持ちで見つめることができるとも言える。そう思えばいいじゃないかと自分に言い、新しい土地、大分県湯布院で生まれ変わった『碧雲荘』の入り口へと入っていきました。

 青森・浅虫温泉の記事が途中ですが、せっかく先月オープンした『ゆふいん文学の森』へ行ってきたので、こちらを少しづつ紹介しながら書いていこうと思います。浅虫温泉の記事はその後になります。



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Commented by tarukosatoko at 2017-05-04 08:08
さっそく、行ってこられたのですね。その行動が速さ、見習いたいものです。わくわくした気持ちが伝わってきます。続きが楽しみです‼
Commented by dazaiosamuh at 2017-05-05 13:02
> tarukosatokoさん、九州へ行くのは初めてで、どきどきしました。碧雲荘からの景色も最高ででした。あとで記事に写真を載せるので楽しみにしていてください。
by dazaiosamuh | 2017-05-02 23:15 | 太宰治 | Comments(2)

by 黒森 富治大(くろもり ふじお)