遠い空の向こうへ

tushima.exblog.jp

太宰の他に映画等、色々載せれたらいいなと思っています。

ブログトップ

太宰治と浅虫温泉 №2 太宰も来た? 八幡宮

 浅虫温泉で太宰の母親、姉が湯治しまた太宰も寝泊りした宿がどこなのか、事前に調べたところ昭和63年発行の『太宰治と青森のまち』に詳細に書かれていた。しかし、不思議なことに『太宰治と青森のまち』に記載されていた太宰治が泊まったであろう宿とは別に、私が宿をとった旅館がHPで、『太宰治はこちらに投宿しておりまして、太宰治の母親と姉が当館に湯治しておりました。』と載せていた。一体どういうことなのだろうか。どちらが本当なのだろうか。もしかしたら複数の場所に泊ったことがあるということなのだろうか。これは訪ねて訊いてみるしかない。しかし、時間に余裕があったため、一先ず町中をぶらぶら歩いてみることにした。
c0316988_11245663.jpg
 雪が降ったり止んだりを繰り返している。視界が悪く、写真も撮り難い。歩いていたら、八幡宮を発見した。
c0316988_11250999.jpg
c0316988_11251831.jpg
 観光案内図の説明に『1282年勧請と伝えられる八幡宮で、大陸文化興隆の御神徳と母子神を本願とし、地元はもとより青森各地から参詣者が訪れます。現在の本殿は大正4年に建設されました。』とある。本殿は後ろにあったのだが、横に回り込んでも見る事ができない。
 青森各地から参詣者が訪れるほどであるから、湯治しに浅虫温泉を訪れた太宰治の母親や姉も、手を合わせに来たにちがいない。太宰治もまた、『私はずっとそこへ寝泊りして、受験勉強をつづけた。私は秀才とういぬきさしならぬ名誉のために、どうしても、中学四年から高等学校へはいって見せなければならなかったのである。』(思い出)とあるから、ここへ何度も足を運んでお祈りしたのではないだろうか。そういう私も、高校受験をまじかに、家から一番近い神社に何度も足を運び、一生に一度のお願いです、と人生のすべてがかかっているかのように興奮、大げさに手を合わせたものだ。
 この八幡宮は、早朝ウォーキングコースにもなっており、八幡宮のさらに上へと登っていく道がある。途中、むつ湾展望台、浅虫高野山を経て、浅虫温泉駅へと続く約1時間のコースだ。少し登ってみたが雪が積り、しかも足跡さえない。地元の人ですら冬季は歩かないようだから、やめておいたほうが無難のようだ。案内図に『浅虫高野山 八十八カ所石仏願掛めぐり』と書かれている。御利益がありそうだ。暖かい季節に歩くのがいいかもしれない。

 身体も冷えてきたところで、そろそろ本に記載の宿へ向かうことにした。


[PR]
by dazaiosamuh | 2017-04-24 11:32 | 太宰治 | Comments(0)

by 黒森 富治大(くろもり ふじお)